解氷剤と溶剤

解氷剤の効果は溶剤のおかげ

冬になると気温が低く、

明け方などは特に、車のガラスが凍っていることがあります。

普段お車をお使いになられる方は、そんな、フロントガラスが凍っている! という経験をされたことがあるのではないでしょうか。

 

そんな時、役に立つのがホームセンターでも売られている解氷剤です。

読んで字の如く、氷を解かす製品で、解氷剤を吹き付けると、その部分の氷の膜が簡単に解けてくれます。

 

解氷剤には溶剤が含まれていて、実はその溶剤こそが解氷効果をもたらしているのです。

 

解氷剤の成分

実際に販売されている製品の裏側の表記を見ていきましょう。

 

各社ともに、「アルコール類」が含まれています。

「アルコール類」は溶剤であり、標記にあるエタノール、イソプロパノールもアルコール類です。

このアルコール類が解氷効果をもたらします。

合わせて読みたい!

エタノールについて

IPAについて

 

 

解氷剤の仕組み

水は基本的に0℃になると凍ります。

外気温が0℃以下になり、車の窓ガラスの表面温度が0℃以下になると、空気中の水分がガラス表面で凍結して、霜ができます。(ガラス表面の凍結)

 

水やお湯でとかしてはいけないの?

霜が出来た際に、水やお湯で解かそうとする方がいらっしゃいますが、これはお勧めできません。

勿論水やお湯でも氷を解かすことはできますが、冬の外気温がマイナスの際にこれをしてしまうと、水が再度0℃で凍り、流した水が再度凍ってしまう可能性があるためです。

一方で、解氷剤に使用されているアルコール類は再び凍ってしまうことがありません。

例えば、エタノールは純度99%の場合凝固点は-114℃の為、-144℃にならないと凍りません。

仮に、水を50%混ぜたとしても凝固点は約-38℃あると言われています。

 

このため、アルコール類を吹きかけて霜を除去して、その液体が後で凍ってしまう、ということがないのです。

 

この原理で行くと、たとえばキッチン用アルコール除菌スプレーはアルコールが50%程度入っているので、これを代わりに解氷剤として使うこともできます。

他にも、市販の無水エタノールを使用して自作の解氷剤を作ることができます。

また、市販のウォッシャー液にも「メタノール」というアルコールが含まれているため、解氷効果を発揮できるものもあります。

(但し、メタノールはアルコールの中でも特に有害のため、取り扱いには注意が必要です)

 

合わせて読みたい!

メタノールについて

 

 

実際に解氷剤とキッチン用アルコール除菌スプレーで、解氷効果を比較してみました。

 

氷点下の朝、薄っすらと車の表面が凍っています。

(通常、ボディーの氷を解かすことはありませんが、氷の付き方・解け方が分かりづらかったので、今回はボディーで比較してみます)

 

 

 

 

 

 

まず解氷剤をかけてみます。

液がかかった部分が、元の車体の色に戻っていきます。

 

 

 

 

 

 

 

拡大してみると、違いがわかります。

 

 

 

 

 

 

 

次は、アルコールスプレーを噴射します。

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらも氷が難なく解けます。

 

 

 

 

 

 

上の画像の、右側がアルコールスプレー、左側が、解氷剤で解かしたものです。

解かしてから10分ほど置きましたが液が凍ってはいません。

その後も、氷結はありませんでした。

 

通勤で車を使われる方は、忙しい朝に窓が凍りついてしまい手間取った経験があると思いますが、

解氷剤が無くても、案外身近なもので氷を解かすことは可能なのです。

 

 

 

 

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