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有機溶剤

2025.06.04

キシレン(キシロール)とは?わかりやすく解説

キシレン(キシロール)とは?わかりやすく解説

シンナーなどさまざまな用途に使われているキシレンについて、わかりやすく解説します。

キシレンとは?

キシレンとは、芳香族炭化水素に分類される物質で、有機溶剤として使われています。
キシロールジメチルベンゼンとも呼ばれます。常温で無色透明の液体で、特有の臭いを持ちます

化学式はC8H10です。炭素(C)が8個、水素(H)が10個でできています。
構造としては、ベンゼン環の水素のうち2つがメチル基(CH3)になっています。
同じ方向族炭化水素のトルエンは、ベンゼン環にメチル基が1個ついた形になっています。※下の図参照

キシレンとトルエンの違い

キシレンは、以下の図にあるように、メチル基の位置によりo-キシレン(オルトキシレン)、m-キシレン(メタキシレン)、p-キシレン(パラキシレン)の3種類の異性体があります

キシレン異性体

一般に、キシレンと言った場合は、この3つのキシレンが混ざりあった状態になっていますが、それぞれ特定のキシレンだけを生成することも可能です。

キシレンの物性

キシレンの主な特徴は以下の通りです。

項目 概要
化学名または一般名 キシレン
別名 キシロール、ジメチルベンゼン
CAS番号 1330-20-7
化学式 C8H10
引火点(℃) 27
発火点(℃) 463
沸点(℃) 138~144
比重 0.865
有機溶剤中毒予防規則(有機則) 第2種有機溶剤
女性労働基準規則 該当
PRTR制度 第1種指定化学物質
消防法 第2石油類非水溶性
毒物及び劇物取締法(毒劇法) 劇物
皮膚等障害化学物質等・皮膚吸収性有害物質 該当
悪臭防止法 特定悪臭物質

キシレンの用途

キシレンの活用方法の図解キシレンは、水には溶けにくいものの、油類と樹脂の両方を溶かせます
そのため、工業用キシレン(o-キシレン、m-キシレン、p-キシレン、エチルベンゼンが混ざったもの詳細は後述)は、塗料や接着剤、インキ、農薬などの溶剤や薄め液(シンナー)として使われてきました。

また、それぞれ分離して化学物質の原料としても利用されています。

o-キシレンは、ポリ塩化ビニル(塩ビ)樹脂の可塑剤(ある物質に柔軟性を与えて加工しやすくする物質)に、p-キシレンとm-キシレンは繊維製品やペットボトルなどとして使われるポリエステルの原料にそれぞれ使われています。

キシレンを規制する法令

キシレンは、引火点(火や静電気などの発火源を近づけたときに燃え始める最低の温度)が27℃のため、消防法上の第2石油類非水溶性に分類され規制されています。

またトルエン同様、毒性が強いことから上記のように有機則やPRTR制度、毒劇法などの法令でも規制されています。

キシレン適用法令

キシレンの引火性と消防法による規制

キシレンには引火性があります。

このため消防法では、トルエンを第2類石油類非水溶性に指定し、規制しています。
※第2類石油類非水溶性とは、引火点が21℃以上70℃未満の可燃性液体のことです。キシレンの他に灯油(ケロシン)やノルマルデカン、シクロヘキサンなどがあります。

同法の規制を受けずに保管できる指定数量は、1000Lです。
また同法の規定に基づいた危険物倉庫がなくても保管できる少量危険物(指定数量の1/5)は200Lです。

そるぶ

同じ芳香族炭化水素系のトルエンは、第1石油類非水溶性なので指定数量が、キシレンよりずっと少ない、たったの200Lしかないんだヨ!

詳しい規制の内容は、別記事「消防法とは?該当する有機溶剤、指定数量の考え方などもわかりやすく解説」で詳しく説明しておりますので、併せてご覧ください。

キシレンの毒性と法令

キシレンの蒸気を大量に吸入すると頭痛や倦怠感、吐き気、食欲不振などが表れ、重篤な場合は意識混濁や記憶障害、肝機能障害、肺うっ血、浮腫などになり、死亡することもあります。

また、キシレンは皮膚等障害化学物質に該当しており、眼、鼻などの粘膜を刺激します。さらに手など皮膚に付いた場合は、皮脂を溶かす作用により体内に吸収されてしまいます。保護眼鏡や保護手袋などの適切な保護具を着用するようにしましょう

実際のキシレン中毒の労働災害の事例を一つ紹介します。
ある大学病院で、薬液再生保管室の再生溶剤貯留タンクからキシレンが漏れ、床一面が濡れているのを発見。30分掛けて紙タオルで拭き取る作業をしたところ頭痛と吐き気に見舞われる事故が起こっています。

事故の詳細が知りたい方は「厚生労働省 職場のあんぜんサイト 労働災害事例:漏れたキシレンを拭き取る作業を行い、急性有機溶剤中毒になる」をご覧ください。

こうした毒性のため各種法令により規制されています。

有機則(有機溶剤中毒予防規則)による規制

有機則とは、有機溶剤を取り扱う上で作業者の安全を守るための法令です。
有機則では、指定した有機溶剤44種を毒性が強いものから順に第1種、第2種、第3種に区分して規制しています。キシレンはこのうち第2種有機溶剤に該当します。

有機則により、キシレンを取り扱う場合は、専用の保護具を使用することや換気設備を設けること、資格を持った有機溶剤作業主任者を選任することなど、さまざまな規制がかかります。

有機則については別記事の「有機溶剤中毒予防規則(有機則)とは?わかりやすく解説」で丁寧に説明しております。

女性労働基準規則(女性則)による規制

女性則は、労働基準法に基づき妊産婦の保護を主な目的に、女性の妊娠、出産、授乳に有害な業務を規制する法令です。

キシレンは女性則の対象物質であり、作業環境測定の結果、第3管理区分に分類された屋内作業上や、タンク内、船倉内などでは、キシレンを女性が取り扱うことはできません。

毒劇法(毒物及び劇物取締法)による規制

毒劇法とは、広く一般に流通している化学物質のうち、健康被害を起こす恐れが高い物質を、毒性が強いものから順に特定毒物、毒物や劇物に指定し規制する法律です。

有機則との違いは、有機則は作業者の安全を守ることを目的としていますが、毒劇法は、該当物質の盗難や紛失、漏洩を防止することを目的としています。

キシレンは、劇物に指定されており、取り扱う場合は、毒劇法に定められた営業者の登録制度や容器等への表示、販売(譲渡)の手続き、盗難紛失、漏洩等の防止策、運搬・廃棄時の基準を守る必要があります

毒劇法については、別記事の「毒物及び劇物取締法(毒劇法)とは?有機溶剤との関係を中心にわかりやすく解説」で詳しく解説しております。

PRTR制度(PRTR法)による規制

PRTR制度とは、Pollutant Release and Transfer Register の頭文字を取ったもので、日本語にすると化学物質排出移動届出制度となります。慣習的にPRTR法と呼ばれることも多いです。
同制度は指定した化学物質から環境を保護することを目的に、事業者による自主的な化学物質の管理を義務付けています

トルエンは、PRTR制度によって指定されています。
そのため、同制度の要件に該当する事業者がトルエン取り扱う場合は移動量と排出量を都道府県を介して経済産業省に届けなければいけません。

PRTR制度については、別記事「PRTR制度(PRTR法)とは?対象の有機溶剤なども、わかりやすく解説します」で丁寧に説明しております。

キシレンの臭いと悪臭防止法

キシレンは臭いが強く、悪臭防止法上の特定悪臭物質(22種)の一つに指定され、規制されています。

混合キシレンとエチルベンゼン

混合キシレンは、キシレン100%ではなく、エチルベンゼン(C8H10)という物質が混ざった状態で販売されています。
エチルベンゼンは下記の図のようにキシレンと構造がよくにており、同じような性質(油や樹脂を溶かす働き)を持っています。

キシレンとエチルベンゼン

エチルベンゼンが含まれる割合は、製造メーカーと製造方法により異なります。

エチルベンゼンは、毒性が大変強く、有機則よりも厳しい特化則(特定化学物質障害予防規則)上の特別有機溶剤に指定されているため注意が必要です。

ちなみに、エチルベンゼンそのものは、ポリスチレン(発泡スチロールやさまざまなプラスチック樹脂)や合成ゴムの原料として使われています。

脱キシレンの流れ

キシレンは見てきたようにさまざまさ法令により規制されています。

そのため、キシレンを使っていた事業者では、少しでも安全性が高いものへの代替化が進んでいます。

三協化学のキシレン関連製品

弊社のキシレン関連製品には以下のようなものがあります。

キシレン(キシロール)

メタルクリーナー1000⋯トルエンやキシレンの代替、脱脂洗浄などに使用可能。

樹脂溶解用第二石油類シンナー代替 ファインソルブTH-S⋯樹脂溶解と軽度な脱脂洗浄が可能。

キシレン代替シルク版洗浄サンシルクFA⋯シルクスクリーン洗浄剤。キシレンやキシレンベースのシンナーの代替に使用可能。

キシレンやキシレン代替品に関する疑問質問や、お求めの方は下記リンクよりお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせバナー 詳しい内容やご質問・ご相談がございましたらお気軽にお問い合わせください

キシレンに関する質問

※2024年11月20日更新

以前、ページのコメントに寄せられた疑問・質問とその回答をご紹介します。
(※一部編集・抜粋しております)

質問No.01~10

※「▼」をクリックすると質問が表示されます。
記事中の「塗料やシンナー用途でのキシレンは一般的に「混合キシレン」と呼ばれるものが多く、一般的な混合キシレンは3種のキシレンとエチルベンゼンを含んでいます。」について、質問です。

なぜ、キシレンにはエチルベンゼンという違う物質が入っているのですか?意図的に混入しているのですか?
キシレン100%のものが欲しい場合、どのように入手したらよいですか?

原油を蒸留精製する時、炭素が8個の芳香族(キシレンやエチルベンゼン)は近い温度帯で蒸留されます。シンナー等に使用する混合キシレンは、溶解力とトルエンよりも少し遅い乾燥性を目的に使用されるので構造式については意識されません。
もし単体のキシレンが必要な場合は、混合キシレンを更に蒸留精製したオルソキシレンとメタキシレン、パラキシレン、エチルベンゼンがありますので目的に沿ったキシレンをご購入ください。

喘息の持病があるのですが、業務でキシレンやシクロヘキサノンなどを扱っています。
特殊健康診断では異常なしですが、今で3年になり、喘息が悪化して、最近も息苦しくなり、入院しました。キシレンなどの化学薬品の影響はありますか?

化学物質が人体へ与える影響に関してはどうしても個人差がありますので、お体をしっかり内側から診てくださっているお医者様の方が正確なご判断ができるかと思います。

キシレンで洗っていて下半身にかかってしまい痛くてすぐお湯で洗ったのですが、子どもが出来なくなると聞きましたホントですか?

すぐお洗いになったのであれば、問題ありません。ご安心ください。

キシレンについてお伺いしたいのですが、揮発後、また物に付着するのでしょうか?
何時間程度換気をすればほぼ無くなると思って良いでしょうか?
また、布などに付着した場合、洗濯しなくても換気を続ければまた揮発するものでしょうか?

揮発してしまえば、そこにキシレンは残りません。揮発後物に付着する可能性ですが、布などには付着するおそれがありますので、しっかり換気を行い作業をなさってください。
何時間程度換気をするかということに関しては、気温湿度空間の広さ、換気装置の性能にもよりますので明言は出来かねます。申し訳ありません。

また仰る通り、布などに付着した場合、換気をして揮発すれば残渣してキシレンの成分が残り続けることはありません。

現在妊婦なのでキシレンが入ったシール剥がしを換気扇をつけずキッチンで使用してしまったのですが、食材や食器についてしまったなのではないかと不安です。その後現在換気は8時間は行いました。
ついている場合、どのような対処を行えばよいでしょうか?

食器や調理器具は食器棚の中もすべて食器用中性洗剤で洗う。また、食材も開封済みのものは捨てるなどで大丈夫でしょうか?
どのような対処をすれば1日、経口で1,030 mg/kg、吸引で150 mg/m3 (34 ppm)を越えないのか分からず教えていただけたら大変助かります…
またいつもアルコール消毒剤などでキッチンを消毒するのですが、キシレンと反応し、よくないものになりますでしょうか?
基本的に掃除で使う薬剤と反応する危険物などありますでしょうか?

キシレンの場合、空気よりも重いため、キッチンなどの換気扇で上から吸い上げるよりも、ドアを開放するなどし換気する方が下から換気ができるためおすすめです。
日常生活において部屋の出入りなどもされますから、今もなお食器に付着しているという可能性はほぼないかと思いますが、ご心配であれば洗剤で洗ってください。
化学反応などの恐れはございませんので、ご安心ください。

キシレンについて換気があまり良くない環境の場合、身体的なリスクはありますでしょうか?

焼き物業界で働いているものなのですが、焼き物に使う撥水剤、cp-e2キシレンはいをたまにつかうのですが、換気があまり良くないとこで使用を何回もしました。外には通じてないドアをあけたり、扇風機で、臭いを飛ばしたり最近はしてます。
今は身体に害ときいて、外に通じる窓をあけてます。部屋の中でしているような感じですこし、臭いがあります。
将来的に子どもがほしいので、障害がある子どもが産まれやすいとか、リスクは高まりますか?

溶剤の耐性には個人差がありますので、一概にリスクが高まる高まらないと申し上げることはできませんが、キシレンの気体は空気よりも重たく、下の方にたまる傾向にありますので、足元からしっかり換気をなさって、保護マスクや保護ゴーグル、保護手袋などを着用してご使用ください。
また、体調に不安がありましたら、かかりつけのお医者様へご相談なさることをお勧め致します。

キシレンの取り扱いと購入方法について、質問があります。

病理用のキシレンだと思いますが、当方20年ほど前まで臨床検査技師をしており、自宅にて血液像の顕微鏡写真の撮影を行いたく、キシレンが必要となりました。
油浸レンズでの鏡検したのちのイマ―ジョンオイルの付着したプレパラート(ノンカバーグラス)を洗浄するためにキシレンが必要ですが、現在もこの方式がとられているのでしょうか。
また個人でのキシレン購入は難しくなっているようですが、購入方法若しくは、こうした用途に適する代用品はあるのでしょうか。500㎖もあれば十分なのですが、適切な方法があれば教えていただけますでしょうか。

医療現場にてメジャーとなって使用されている洗浄方法が、弊社工業薬品メーカーではわかりかねるのですが、ノルマルヘキサンなどが有効(キシレンよりも引火性は高いですが)かなと思います。
とはいえ、弊社での取り扱いが一斗缶からでございますので、ご質問の必要量であれば、成分を含め、試薬メーカー様にお問い合わせいただくのがよろしいかと思います。

揮発したキシレンは、吸い込むと倦怠感、吐き気、頭痛、食欲不信などの影響があるようですが、揮発したそのガスが目に染みて涙が出たり、鼻水が出たりするものでしょうか。

(一度 度普通の不織布マスクだけで作業したところ、頭痛、倦怠感、吐き気により数時間動けなくなったことがあります)マスクは、塗装周辺作業用のマスク(コウケンのハイラックマスク555を使用しており、匂いは顔とマスクの間に隙間ができない限り感じません。
涙や鼻水は、車の中で、袋に入れたキシレンを染み込ませた資材を乗せて運転していた時の状況になります。

ご使用されていらっしゃいますマスクは、「防毒マスク」ではなく、「防塵マスク」でございますので、有機溶剤をご使用になる際は「防毒マスク」をご使用ください。
症状に関しては個人差がございますので、一概にこうなるもの、ということはありません。そのため、ご心配であればかかりつけのお医者様にご相談なさることをお勧め致します。

この混合キシレンは、何と混ぜた場合、発火する恐れがあるでしょうか?調べたところ、不確定のため質問させていただきました。

硝酸などの強酸化剤と混ぜると発火するおそれがございます。

混合キシレンをガスマスク付きで使用したのですが、作業服のまま作業したせいか7日後に全身が痒くなっているのですが、遅延性なのか臓器にダメージが入ったのかわかりませんが痒いです。
キシレンが原因の可能性はありますか?

溶剤の耐性には個人差がございますので一概に申し上げることができません。
また、弊社では医師免許がございませんので、かかりつけのお医者様へご相談いただくようお願い致します。

 

質問No.11~

※「▼」をクリックすると質問が表示されます。
キシレンの揮発性や、密封された容器での取り扱いについて、質問です。

レジンで作られたガレージキットを半年ほど袋タイプのLサイズのジップロックに密封していました。
その後レジンパーツからは少量ずつキシレンが揮発していると聞き、開ける時に中に留まっていたキシレンが漏れ出すのではと思うと怖くなってしまいました。

・健康被害等が出るほど揮発するものでしょうか。以前数日間箱に入れていて開封したときには確かに独特の匂いがしたので揮発しているのは間違いないと思います。今は匂いはしないので、ほぼ密封されていると思うのですが、そのぶん中に溜まっているのではと心配です。
・開けるときに何か気を付ける点はありますか?
・ジップロックの袋や、それに一緒に入れていたもの(布紐のついたプラスチックの虫籠です)にキシレンが移っていることはありますか?
・開けてもキシレンにより周囲の環境に影響を与えませんか?(近くに水田があったり、また井戸水を飲み水として使用する地域なので環境への影響が心配です)

レジンが完全に硬化してしまえば、キシレンは揮発性が高く、揮発後そこにキシレンの成分が残り続けることはありません。
レジンに含まれるキシレン以外の成分については、弊社では分かりませんので、レジンのメーカー様へご確認頂けますようお願い致します。

キシレンの取り扱い、処理方法、健康被害について、質問です。

キシレンを30%〜40%程度含む造形樹脂剤(複数の造形樹脂剤を合わせ硬化させて作る工作などの材料)を数年前に購入しました。
・未開封でも経年と共に劣化するのでしょうか。
・多少の樹脂剤を染み込ませたペーパーなどは燃えるゴミとして処分しても問題ないのでしょうか。
・使い切った容器(アルミ缶)は自治体に従って処分する予定ですが、空気に触れないよう箱に入れて直射日光・火気ないところで保管しておけば、発火などの心配はないのでしょうか。その他、気を付けた方が良いことはありますか。
・換気しながら使用後も、シンナー臭が続くのですか、健康被害はあるのでしょうか。

樹脂が入っていると、その樹脂の影響力がどの程度のものか分からないため、樹脂メーカー様にお問い合わせをお願い致します。

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