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身近な有機溶剤
2026.04.01
イラン情勢とウレタン塗料希釈用溶剤(ウレタンシンナー、トルエン、キシレン)の品薄の原因と代替品を解説
※引き合いが集中しており、大変申し訳ございませんが、
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米国とイスラエルによる2026年2月28日のイラン攻撃から、イラン情勢は急速に悪化し、日本が使う原油の大半が通過するホルムズ海峡が事実上封鎖されました。この影響で、製造大手の日本ペイントは、シンナー類全般を対象に、3月19日発注分から75%の値上げを実施した他、市中の店舗ではウレタンシンナーをはじめ、ウレタン塗料の希釈や洗浄に用いるトルエンやキシレンなどが品薄で入手困難になっています。この記事では、品薄の背景と代替品であるNTXウレタンシンナーを解説します。
目次
ウレタン塗料とは?

品薄の背景の説明の前に、そもそもウレタン塗料とは何であるのか解説します。
ウレタン塗料とは、ポリウレタンを主成分とする塗料です。主剤として水酸基を持つ樹脂であるポリオールと、硬化剤のポリイソシアネートを組み合わせています。このポリオールとポリイソシアネートの組み合わせを変えることで、さまざまな特徴を持たせることができます。
耐候性や密着性に優れており、住宅の外壁をはじめ、家具や設備などの塗装によく用いられています。短所としては、水分と硬化剤が反応すると塗膜の機能が落ちる、夏場や冬場で施工の難易度が変わり、天候・気温によっても左右されることが挙げられます。
ウレタン塗料には、そのまま塗装できる1液型と、主剤と硬化剤を混ぜ合わせてから塗装する2液型があります。
また、主剤としてアクリルポリオールを用いるものは、アクリルウレタン塗料と呼ばれ、現在はこちらが主流です。
ウレタン塗料の希釈・洗浄

ウレタン塗料の希釈や洗浄には、ウレタンシンナーと呼ばれるウレタン塗料用のシンナーや、トルエンやキシレンなどの有機溶剤を用います。
ウレタンシンナーとは?ラッカーシンナーとの違いは?
ウレタンシンナーは、ウレタン塗料を希釈したり、洗浄したりするためにつくられたシンナーです。主成分として、トルエンやキシレン、酢酸エチル、酢酸ブチルを含みます。
一方、ラッカーシンナーはラッカー塗料の希釈・洗浄のためにつくられたシンナーです。成分にウレタン塗料と相性が悪いアルコール成分を含むため、ウレタン塗料の希釈・洗浄には使えません。
シンナーには、用途に応じてさまざまな種類があります。詳しくは別記事「シンナーとは?わかりやすく解説します」で解説しております。
トルエン、キシレン、酢酸エチル、酢酸ブチルはいずれも有害性が高く、有機溶剤中毒予防規則(有機則)という法令で規制されています。詳しくは下記の別記事をお読みください。
- トルエンとは?わかりやすく丁寧に解説します
- キシレン(キシロール)とは?わかりやすく解説
- 酢酸エチルとは?成分や特徴などをわかりやすく解説します
- 酢酸ブチルとは?成分や用途を中心にわかりやすく説明します
品薄の背景はホルムズ海峡の封鎖

トルエンやキシレン、酢酸エチル、酢酸ブチルのいずれも、原油を精製してできるナフサを原料としています。日本は、原油の99.5%を輸入に頼り、そのうちの約90%がホルムズ海峡を経由しています。そのため、同海峡の封鎖で、原油を積んだタンカーが通行できず、日本への原油供給が滞りつつあることが、これらの成分や、それらを含むシンナーの供給不安と品薄、値上げを引き起こしているのです。
ホルムズ海峡の封鎖については、別記事「イラン情勢悪化による石油化学品への影響は?ガソリン、日用品も値上げ、品薄に」で詳しく解説しております。
ウレタンシンナー、トルエン、キシレン代替品
ウレタン塗料の希釈や洗浄に用いるウレタンシンナーやトルエン、キシレンの代替品であるNTXウレタンシンナーは、トルエンやキシレンを含まないため、ホルムズ海峡封鎖の影響を受けにくく、また、比較的安全性の高いシンナーと言えます。特長は以下の通りです。
| 商品名 | 特長 |
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