吹付けバーミキュライト(ひる石)とアスベストについて

吹付バーミキュライト

吹付けバーミキュライト(ひる石)とは

皆さんの家の室内の天井は下の写真のようになっていないでしょうか?

吹付バーミキュライト

壁紙でもなく、天井が板状でもないざらざらとした天井面、これが吹付けバーミキュライト(ひる石)の天井です。

 

バーミキュライト(ひる石)とは鉱物の一種です。

 

1960~1980年ごろに製造されたバーミキュライトはアメリカのモンタナ州リビー鉱山から産出され、アスベストを不純物として含んでいました

現在製造されているバーミキュライトは南アフリカ産のものとなり、アスベストを含んでいない為、安全性の高いものとなりました。

 

しかし、1960~1980年代に建てられた日本の家屋の中にはアスベストが含まれたバーミキュライト(ひる石)が使われ、今も残っていることがあります。

一般的な古い一軒家でも使われますが、特に団地などの古いアパートに使用されていることが多いように思います。アパート

※画像はイメージです

 

吹付バーミキュライト

バーミキュライト(ひる石)はアスベストを含有していたとしてもそのままでは固まっているため飛散しないと言われていますが、経年劣化で飛散する可能性、地震等の災害時に飛散する可能性はあります。

崩壊バーミキュライト

実際、手で少し触っただけでもポロポロと崩れてきます。(写真参照)

この際、見えないアスベストの繊維も一緒に崩れ、飛散している可能性があります。

通常は天井を触る機会などほとんどないのですが、例えば電気を交換するときに少し天井に触れてしまったり、子供がいる家庭では好奇心で触ってしまう可能性もあります。

バーミキュライトの天井ではありませんが、実際にモコモコしたアスベストが天井に吹き付けられていて、二段ベットの上で過ごす子供が面白がって触ってしまい、中皮腫になってしまったケースがあるので、十分注意が必要です。

 

 

アスベストは中皮腫をもたらす有害物質として知られていますが、

アスベストを含有したバーミキュライト(ひる石)も当然アスベストの繊維が飛散する可能性があり、住宅内であれば中皮腫を起こす可能性は十分にあります。

 

 

現にアメリカでは明らかにバーミキュライト(ひる石)が原因で中皮腫になった患者が報告されています。

 

繰り返しになりますが、バーミキュライト(ひる石)の天井の全てがアスベストを含むわけではありません。

もし家の天井にバーミキュライト(ひる石)が吹き付けてあり、不安を感じるのであれば検査することをお勧めします。

そして、アスベストが含まれていた場合除去業者に依頼して除去してもらう他、解決策はありません。

 

アパートの場合は、管理する不動産屋に相談するのが良いかとは思いますが、検査をすること、仮に含有が確認でき除去する必要がある場合も法律的に除去が義務ではないため、無償でやってもらうということは難しいと考えられます。

 

バーミキュライト含め、アスベストに関して2017年6月にNHKで特番が行われました。

以下のサイトにバーミキュライトについてのQ&A集が載っており、現在わかっている範囲のアスベスト含有バーミキュライト(ひる石)天井のある物件を紹介しています。

https://sites.google.com/site/tatemonosekimen/hiruisi

 

また、国土交通省のホームページ内にもアスベストに関する情報が掲載されています。

身近に潜むアスベストの危険性を認識することが、自身の安全を守る対策につながると思います。

 

 

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この記事へのコメント

  • おきた より:

    家の天井がバーミキュライトっぽいんですけど、業者に頼むほど金銭的に余裕もなく…
    DIYみたいな感じで、個人的に施工したいのですが、何かいいものや方法はありませんか?

    • sankyo管理者 より:

      >>おきた様

      コメントありがとうございます。
      おきた様のご邸宅の天井のバーミキュライトでございますが、バーミキュライトとと一言で言ってもアスベストが含まれているもの、含まれていないものとございます。
      近年販売されている吹付バーミキュライトにはアスベストは含まれておりませんが、古い吹付バーミキュライトにはアスベストが含まれている可能性がございます。
      含まれていないタイプのものでございましたらそのままで問題はありません。
      もし含まれている場合、除去する際は厚生労働省の定めた工程を踏まなければならないため、個人様での施工はお勧めでき兼ねます。
      また、除去された吹付剤も石綿を含んだ廃棄物として処理しなければならないため、こちらも専門業者に依頼する必要がございます。
      おきた様のご期待に副うような回答にならず申し訳ありませんが、何卒ご容赦くださいませ。

  • 高橋由紀 より:

    こんにちは。記事拝見させて頂きました。バーミキュライトの経年劣化は、何年位ですか?
    通常触ったら落ちるものだと業者から説明がありました。そういうものなのでしょうか?払い落とせば大丈夫なのでしょうか?古い団地なのでアスベストが不安です。教え頂きたくお願い申し上げます。

    • sankyo管理者 より:

      >>高橋由紀様

      コメントありがとうございます。
      経年劣化の具体的な年数に関しては塗料の成分や当時の塗装方法にもよって変わってきますので
      弊社ではお答えすることができません。申し訳ありません。
      記事にも記述いたしました通り、吹付バーミキュライトは触るとぽろぽろと落ちることもあり、
      その際、アスベストが含まれている場合アスベストが飛散する可能性もございますので、
      払い落しても、吸い込んでしまう可能性は十分に考えられます。
      団地の管理業者様にご相談いただくのがよろしいかと思います。

  • 高橋由紀 より:

    返信ありがとうございます。参考にさせて頂きます。
    もう一つ質問があります。現在の安全な材質で一般的な塗装方法であれば、何年くらいは固まっているものなのか教えてください。室内の天井で1年とか3年とか?概ねでいいのですが。よろしくお願い致します。

    • sankyo管理者 より:

      >>高橋由紀様

      一般的な塗装の場合、吹き付けてある状態では建物が壊れたりしない限りは崩れないようですが、
      元々がザラザラ、デコボコしたもののため、指で擦れば簡単にボロボロと崩れ落ちます。
      ですので、触らなければ長い間もつと思いますが、触ったり擦ったりするとその瞬間に崩れます。
      長い間住んで居られても問題無い場合もあれば、何らかの拍子に触ってしまい、それが原因で中皮腫になった例もございました。

  • 高橋由紀 より:

    お返事頂きありがとうございました。参考にさせて頂きます。

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