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洗剤・溶解・剥離
2026.03.02
TPU(熱可塑性ポリウレタン)の洗浄・除去についてわかりやすく解説します
さまざまな分野に利用されている合成樹脂のTPU(熱可塑性ポリウレタン)の洗浄、除去の方法、適した溶剤をわかりやすく丁寧に解説します。
TPUとは?

TPU(Thermoplastic Polyurethane resin)は、ポリウレタン樹脂の一つで、熱可塑性ポリウレタン樹脂やポリウレタン系熱可塑性エラストマーとも呼びます。
ポリウレタンとはウレタン結合を持つ高分子化合物の総称で、ウレタン樹脂とも呼びます。詳しくは別記事「ウレタン樹脂の洗浄・除去についてわかりやすく解説します」で説明しておりますので併せてお読みください。
ポリウレタンには、加熱すると溶解し、冷却すると再び固くなるTPUと、一度固まると加熱しても溶けない熱硬化性ポリウレタンがあります。
TPUの特徴

TPUは、ゴムのような弾力性と、硬いプラスチックのような強さを併せ持っています。加えて、以下のような特長があります。
- 硬さの種類が豊富
- 機械的強度、ゴム弾性、柔軟性、耐油性、耐薬品性、耐摩耗性に優れる
- 他樹脂とのポリマーブレンドが容易
- 顔料や色マスターバッチでの着色が可能
- 圧縮永久歪みが小さい
- 射出成形や押出成形、カレンダー成形が可能
- 加硫、効果反応工程が不要
- 人が触れるものや、食品関連部材に使える
一方で次のようなデメリットもあります。
- 熱や水に弱く、加水分解しやすい
- 紫外線に弱く黄ばみ(黄変)しやすい
TPUの用途

TPUは、靴底やカートのキャスター、自動車のコンソールボックス、医療用の輸液バッグ、カテーテル、スマートフォンのケース、自転車用タイヤチューブなどさまざまな分野で使われています。
TPUの洗浄・除去
以下はTPUの洗浄、除去に実績のある弊社の製品です。ただし、TPUの種類や状態によって溶解力は大きく変わりますので、あくまで参考例としてご覧ください。
| 商品名 | 結果 | 乾燥性 |
| レジーナAC | ◎(膨潤) | 速い |
| レジーナDG | ◎(膨潤) | やや遅い |
| コーティングワイパー | ◎(溶解) | 遅い |
| ファインソルブCY-P | ◯(溶解) | 速い |
※膨潤とは、物質が液体を吸収し、体積が増えて、ふやけて柔らかくなる現象です。
TPUの洗浄の様子
以下の動画は、上記の弊社製品でTPUを洗浄した様子です。
TPUの洗浄、除去について疑問がある方、洗浄剤をご要望の方は、下記フォームよりお気軽にお問い合わせください。
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