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洗剤・溶解・剥離
2025.11.21
塩化ビニル樹脂(塩ビ)の洗浄・除去についてわかりやすく解説します
塩化ビニル(塩ビ)の洗浄の方法、適した洗浄剤についてわかりやすく丁寧に解説します。
塩化ビニル樹脂とは?その特性は?
塩化ビニル樹脂とは、塩化ビニルを重合させた合成樹脂の総称で、熱可塑性(熱を加えると柔らかくなり、冷やすと硬くなる性質)プラスチックの一つです。ポリ塩化ビニルやPVC、塩ビ、ビニールなどとも呼びます。石油を原料とするエチレンと食塩水を電気分解して得た塩素を化学反応させて塩化ビニルの単量体を作ることができます。化学式はC2H3Clです。この塩化ビニル単量体を付加重合させると、塩化ビニル樹脂になります。
塩化ビニル樹脂は、耐水性や耐薬品性、耐候性、難燃性、電気絶縁性に優れています。そのままだと硬くて脆いですが、可塑剤を添加すると軟らかくなります。可塑剤の量を調整することで硬度を自在に変えられます。
一方で、アセトンやアニリン、クロロベンゼンなどの一部の芳香族炭化水素系有機溶剤や、次亜塩素酸などの塩素系化合物への耐性が低いことや、耐熱性と耐寒性が低いことなどのデメリットもあります。
塩化ビニル樹脂の種類と用途
塩化ビニル樹脂は、製造コストが安いため、さまざまな建築資材や日用品などさまざまな分野で利用されています。
可塑剤が少ない硬質の塩化ビニル樹脂は、窓枠サッシや下水道や農業灌漑、電線管などに用いるパイプ(塩ビ管)、排水桝、雨樋、バルブなどに、可塑剤を多く含む軟質の塩化ビニル樹脂は、床材や壁紙、ビニールハウスのビニール、電線被覆、遮水シート、ホースなどに使われています。
塩化ビニル樹脂を基体樹脂とする塗料の塩化ビニル樹脂塗料は、耐水性や耐薬品性に優れており、金属によく付着して、燃えにくいという特徴があります。屋内のコンクリートの保護や屋外金属部、屋外木部の保護、薬品がかかる部分の塗装などに用いられます。また、スクリーン印刷に使うプラスチゾルインキは、塩化ビニル樹脂と可塑剤を主成分としています。
| 種類 | 特性 | 使用例 |
| 硬質塩化ビニル樹脂 |
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| 軟質塩化ビニル樹脂 |
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| 塩化ビニル樹脂塗料 |
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塩化ビニル樹脂の洗浄、除去
以下は塩化ビニル樹脂の洗浄、除去に実績がある弊社の製品です。ただし、塩化ビニル樹脂の種類や状態によって、洗浄性、溶解力は大きく変わりますので、あくまで参考例としてご覧ください。
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商品名\塩化ビニル樹脂の種類 |
硬質・軟質塩化ビニル樹脂 |
塩化ビニル樹脂塗料 |
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ファインソルブCY-P |
◎(溶解) | ◎(崩壊、膨潤) |
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ファインソルブSB |
– | △(膨潤) |
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レジーナMG |
◯(溶解) | ◎(膨潤) |
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レジーナDG |
△(溶解) | ◯(膨潤) |
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レジーナMEG |
◎(剥離) | △(膨潤) |
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コーティングワイパー |
△(剥離) | ◎(溶解) |
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ゾルカスEP-110 |
◯◎(剥離) | ◎(膨潤) |
※膨潤とは物質が液体を吸収して体積が増えることです。膨潤することで剥がれやすくなり除去できるようになります。
塩化ビニル樹脂の洗浄、除去について疑問がある方、洗浄剤をご要望の方は、下記フォームよりお気軽にお問い合わせください。
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