油について② ポリ塩化ビフェ二ル

ポリ塩化ビフェ二ルとは

略して、PCBや、PCBsと呼ばれる化合物で、加工油として使われることが多かったポリ塩化ビフェ二ル。

沸点が高いため溶けにくく、電気の絶縁性もあり、薬品にも強かったため、熱媒体や潤滑油、絶縁油等に最適だとされていました。

 

しかし脂肪に蓄積しやすく、毒性もあり、癌や皮膚障害、ホルモン異常などを引き起こすことが分かり使用が世界的に禁止されるようになりました。

日本では昭和43年にポリ塩化ビフェニルが原因で「カネミ油症事件」が起こり、昭和40年代後半には製造・輸入・使用が禁止されています。

 

 

*ポリ塩化ビフェニルとポリ塩化ビニル*

ポリ塩化ビフェニルと、ポリ塩化ビニルは違いますか?

というお問い合わせがよくあります。

名前は似ていますが、この二つは全くの別物です。注意してください。

 

 

ポリ塩化ビフェニルが混入している可能性!?

製造、輸入、使用が禁止されたポリ塩化ビフェニルですが、

2000年(平成12年)7月、JIS C 2320電気絶縁油をつかった一部の一般産業用変圧器から

ごく微量のポリ塩化ビフェニルが検出されたとの事例報告がありました。

 

変圧器だけでなく、コンデンサやリアクトル、放電コイルなどにもポリ塩化ビフェニルが混入されていないか、

その可能性の有無について詳しい調査を進めていく中で、

各製造メーカーの結論としては、「ポリ塩化ビフェニルが混入していない」とは100%言い切れないとの判断でした。

 

 

取扱いの注意点

ポリ塩化ビフェニルが混入している可能性を否定しきれない機器については、

その混入が完全に否定できるようになるまで、通常のポリ塩化ビフェニル廃棄物と同様な処理が必要になります。

そのため、その可能性の有無を、製造メーカーに確認する必要があります。

 

もし、ポリ塩化ビフェニルが含有されてしまっている機器については、

  • 電気事業法
  • 廃棄物の処理及び清掃に関する法律
  • PCB廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置

などの法規に基づいて、適切な処理が必要となります。

 

 

 

 

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