VOCについて

VOCとは

VOCは「Volatile Organic Compounds」の略で、揮発性有機化合物のことを言います。

揮発性有機化合物というのは、常温でも簡単に空気に蒸発してしまう有機化合物のことで

塗料、印刷インキ、接着剤、ガソリン、シンナーなどに含まれるトルエン、キシレン、酢酸エチルなどが代表となる物質です。

 

大気中に排出される有機化合物の中でも、上にあげた塗料系、インキ系、接着剤系、また、洗浄剤などから排出されるものが全体の75%を占め、

業種別に見ても塗料を多く扱う業種が、有機化合物を多く排出している現状です。

 

 

VOC規制について

そんなVOCですが、光化学大気汚染をもたらす主要な原因物質となり、更にはシックハウス症候群の原因物質となるものや、発がん性など人体に有害な影響を及ぼすものが多いとして、対策が進められています。

塗料業界もVOC対策が進んできており、

  • 無溶剤系塗料
  • ハイリゾット系塗料
  • 水系塗料

などの開発が活発化しています。

用途に応じて作業性、乾燥性、塗膜性能性の問題点をを検討しなければなりませんが、VOC削減としては効果的です。

「ゼロVOC」という塗料も最近では市場に出始めてはいますが、

塗料の性能を安定させるための添加剤としてVOCを含むものもまだまだ多く、「低VOC」という水系塗料の方が多いのが現状です。

 

昨今は法整備によって、大気汚染防止法が改正され、VOCの排出規制などが実施されてきています。

VOC対策は設備投資も伴うため、コストがかかるイメージがありますが、簡単な工程改善でも排出量を削減でき、作業環境が改善されるなど様々なメリットがあります。

一度見直してみてはいかがでしょうか?

 

三協化学製

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