界面活性剤について①

界面活性剤とは

界面とは、まず二つの異なるものが互いに接触している境界面のことを言います。

今回のお話では、「水と油」の界面について取り上げていきます。

相溶性と非相溶性

・・・こちらの記事も参考になるので是非読んでみてください。

 

 

界面活性剤の原理

 

界面活性剤は下のような図で表すことができます。

 

界面活性剤は

親油基:油に馴染みやすい部分

親水基:水に馴染みやすい部分

がセットになったような構造をしています。

 

界面活性剤が油と水に馴染む様子を四コマにしてみました。

これを応用すると、油と水が混ざる原理も説明できます。

 

▲図の中では、界面活性剤が油を取り囲むような状態を形成し、水の中に分散しています。

例えば牛乳も、水の中に脂肪分が混ざり合っています。

 

 

逆に、油の中に水が分散するケースもあり、それは下の図のようになります。▼

油の中にお酢が入っているマヨネーズもこれに当たります。

 

身近な界面活性剤

界面活性剤は私たちの生活の中でも様々なものに使われており、なくてはならない存在です。

例えば食品関係では、ホイップクリームやマーガリンなど。食器用洗剤でも界面活性剤は活躍しています。

化粧品関係では乳液やシャンプーなど。

建築関係では、アスファルトやコンクリート、

工業関係では加工油や洗浄剤に使用されています。

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