中華人民共和国長江保護法(中华人民共和国长江保护法)について

中華人民共和国長江保護法(中华人民共和国长江保护法)

中華人民共和国長江保護法とは、長江の生態環境の保護と回復、資源の合理的かつ効率的な利用を促進し、自然と調和のある共存と持続的発展のため制定された法律です。

参照

http://www.npc.gov.cn/npc/c30834/202012/1626d0bc5284485588222995e712c434.shtml

2020年12月26日に採択され、2021年3月1日に施行されました。

 

具体的な内容

長江保護法の化学工業に関する条文として、第26条に長江の本流と支流の川岸から1km以内の地域に化学工業団地やコンビナートの建設・拡張の禁止があります。

この事により、長江流域にある化学関連工場は地方政府から移転を求められています

また長江保護法に先立ち2021年1月1日から長江流域で10年間の漁獲禁止となり、中央政府が長江の生態系保全に対する取り組みの本気度が現れています。

そして2021年2月18日に上海海事局は、中国危険化学品目録(危险化学品目录)に強毒性化学品と記載されている物質と内陸河川の禁輸危険化学物質のカタログ(2019年版)(内河禁运危险化学品目录(2019版))に記載された有毒化学品を管轄内の長江流域で内陸水路を利用した輸送を2021年3月1日から禁止の通告を出しました。

参照

https://www.sh.msa.gov.cn/wgfw/77516.jhtml

この輸送の禁止は、ばら積み形式梱包輸送形式両方に適用されます。

この規定に違反した場合、違法所得の没収や罰金、業務の停止、関連免許の取り消されてしまうので、注意が必要です。

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