中国の化学物質規制

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更新:2020年度版VOC規制 中国GB規格について

中国の化学物質規制ってどんなもの?

2015年8月12日、天津港の化学品倉庫が爆発事故を起こしたのはまだ記憶に新しい出来事かと思います。

その事故以降、中国では危険化学物質に対して、どこが責任をもって管理しているのかを明確にし、効果的な統制を行うなど、管理体制を見直すため政府の取り締まりが強化されはじめました。

 

中国では、年々危険物に関する法律が厳しくなっています。

危険化学品の監査や査察が増えたり、新しい化学物質の登録なども審査基準が厳格化される見込みです。

 

そのため、産業用の化学物質を中国に輸出したり、中国で生産・使用する際の在庫や出庫の管理、

また新規物質登録については企業としても法律に対応した管理体制を強化していかなければなりません。

 

ただ、地域(省)によっても対応に違いがあって、その都度状況を確認することをオススメします。

 

 

危険化学品管理の方向性について

2016年12月、国務院(日本で言う、内閣のようなところ)が「危険化学品に対する安全管理実施計画」を公布し、危険化学品を安全に管理できるよう指導強化を開始しました。

この案は三段階に分けて進められる予定で、今は2018年3月までに「危険化学品安全法」の策定作業を完了させるという第二段階を推し進めているところです。

2019年末までに、全ての段階をクリアし中国全土に展開される予定になっています。

 

この計画で注目すべき点をいくつかピックアップしてみました。

リスクの調査

「危険化学品目録」に基づき、各業界のリスクが徹底的に調査されます。

特に重大な危険源となりうるところは、重点的に査察・監査などが入るでしょう。

 

リスクの隔離

危険化学品の中でも特に危険性が高いとされる「ハイリスク化学品目録」を策定して、以下のような重大な危険源の取り締まりが強化されます。

  • 化学工業団地
  • 危険貨物輸送
  • 天然ガスパイプ

また、危険化学品生産企業は人口密集地から移転をしなければなりません。

 

管理体制の構築

政府の取締り(査察、監査、罰則)や、規制の強化が増える見込みです。

管理責任者や、その責任の範囲を明確にし、徹底した管理体制を築かなければなりません。

 

 

今後、中国の危険化学品に対する対応が大きく変わっていく時期なので、先にも述べた通り、こまめな状況確認と早めの準備・対応が求められます。

 

 

 

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