酢酸エチルについて

酢酸エチルとは

別名「エチルアセテート」とも呼ばれる、炭化水素系エステルに分類される有機物です。

果実臭(中でもパイナップルに似たにおい)と言われる特有のにおいを放つ、常温で無色透明の液体です。

酢酸とエタノールがエステル結合(-COO-)した物質です。

 

 

 

また、酢酸エチルは下記の法規に該当しますので、注意が必要です。

  • 有機溶剤中毒予防規則(第2種有機溶剤)
  • 毒物及び劇物取締法(医薬用外劇物)
  • 消防法(第1石油類)
  • 悪臭防止法
  • 船舶安全法(中引火性液体類)
  • 海洋汚染防止法施行令 海洋汚染物質(分類;Z)

 

酢酸エチルの用途

酢酸エチルは、塗料の希釈剤や接着剤の溶剤、アセトン同様除光液として使われている他、食品関係でも香料として使われています。

 

 

 

 

酢酸エチルの毒性

酢酸エチルは、既に記述した通り、毒物及び劇物取締法で医薬用外劇物にしていされる物質で、毒性を持つので扱う際はくれぐれも注意して下さい。

酢酸エチルを高濃度で摂取すると、目、鼻、のどに軽度の刺激、無気力感、眠気、視神経障害、意識喪失、肺水腫(肺に液体がたまる病気)などの症状が出ることがあります。また気体を吸い込むと、めまいなどをおこす場合もあります。

 

 

 

 

酢酸エチルの安全データシート(SDS)や基本情報はこちら

 

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