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洗剤・溶解・剥離

2026.01.20

光造形3Dプリンターのシリコン樹脂の洗浄剤をわかりやすく解説

光造形3Dプリンターでシリコン樹脂(シリコーン樹脂)を造形した後、造形物の周りには固まっていないシリコーン樹脂がべとべとにこびりついており、そのままでは使えません。洗浄液でシリコーン樹脂を落とす工程が必要です。シリコーン樹脂の洗浄に適した溶剤についてわかりやすく解説します。

光造形3Dプリントとは?

光造形3Dプリンタープリンターの仕組み

光造形3Dプリントでは、紫外線が当たると固まる液体の光硬化性樹脂(レジン)を使います。この樹脂に紫外線を当てながら非常に薄い膜を何層も積み重ねることで形にします

そのため完成直後の造形物には、液状の樹脂がべとべとと付着しており、そのままでは使えません。この余分なシリコーン樹脂を落とす洗浄工程が必要になります。

この洗浄が不十分だと、余分な樹脂が照明や日光などの紫外線を受けて硬化してしまい、造形物の一部になってしまうため、しっかりと洗浄することが大変重要です。

樹脂の洗浄

光造形3Dプリンターで造形した樹脂の洗浄は、一般的にはエタノールやIPAなどの洗浄液を入れた容器に浸すか、洗浄機を使います。適切な洗浄時間を守らないと、造形物そのものが溶けてしまったり、反対に余分な樹脂が溶け切らずに残ってしまうことがあるため注意しましょう。

シリコーン樹脂の洗浄

一般的な光造形樹脂の洗浄には、エタノールやIPA、TPAなどを使いますが、シリコーン樹脂の洗浄には、酢酸ブチル20%とIPAを80%の混合液を使うようにメーカーは推奨しています。

しかし、その比率の洗浄剤を入手するのは難しく、個人で作ろうにも、酢酸ブチルとIPAを混ぜることは危険物の製造にあたり一般人にはできません。さらに酢酸ブチルとIPAは以下のように有害性が高く危険な物質なため、いずれも含まない洗浄剤が安全です。

酢酸ブチルとIPAの危険性と予防策について解説する図

酢酸ブチルとは

酢酸ブチルは、有機溶剤の一種です。樹脂溶解力に優れており、各種樹脂やラッカー、セルロイド、ゴムなどの溶剤、合成皮革、安全ガラス、可洗壁紙などの製造、航空機塗料、医薬の抽出、各種果実エッセンスなど幅広く分野で使われている物質です。

しかし、有害性が高い物質であるため取り扱いには細心の注意が必要です。高濃度で吸引すると、頭痛、吐き気、めまい、呼吸困難、意識喪失の症状が出ることがあり、有機溶剤中毒予防規則上の第2種有機溶剤等として規制されています。

IPAとは

IPAとは、イソプロピルアルコールやイソプロパノールとも呼ぶアルコールの一種です。お酒と違って飲むことはできません。油脂類をよく溶かすためメガネのレンズクリーナーなどの清掃用品の他、自動車などの燃料用水抜き剤などとして使われています。

しかし、酢酸ブチルと同様に有害性が高いため取り扱いには注意が必要です。体内に取り込まれると中枢神経や全身への障害などのリスクがあるため有機則の第2種有機溶剤として規制されています。

シリコーン樹脂の洗浄にはMC-#770ソルベントがおすすめ

三協化学の洗浄剤MC-#770ソルベントは、有機則に該当しない比較的安全性の高い洗浄剤ありながら、メーカー推奨の酢酸ブチル20%とIPA80%の混合液よりも洗浄力にすぐれており、3Dプリンターによるシリコーン樹脂の造形後の洗浄に最適です。

  洗浄力 有害性 概要
酢酸ブチル20%とIPA80%の混合液 有機則該当 有害性が高い。個人で混ぜて使うと危険物の製造になる。
MC-#770ソルベント 有機則非該当 有害性が比較的低い。混ぜずにそのまま使える。洗浄力に優れる

光造形3Dプリンタプリンターのシリコーン樹脂の洗浄について知りたい方、MC-#770をお求めの方は下記リンクよりお気軽にお問い合わせください。また、MC-#770の他にもご提案可能な商品がございますので、お気軽にご相談ください。

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